視聴者の想像力を信頼する笑い

僕的にはすべらない話をします。

つまらなかったら謝ります。この通りです、あーごめんごめん。



うどんの食べ方っていろいろあるよね。

何回か食べてる内に、自分の好きな組み合わせとか見つかるわけで。


でも先週、かけうどんに生卵を入れて食べる友人を見て、

カルチャーショックを受けました。

讃岐人にその発想はなかったわ。つうか、その人も「約讃岐人」なんだけどな…。

おいしいって食べてたけど、ダシに浮かぶ生卵を見て、

ああ僕はその組み合わせを試すことはこの先ないだろうな、と感じた。



で、これはちょっと前の話。友人とうどんを食べに行きました。

高松にある「竹清」という、いつも行列のできてるお店。

お店の中もお客さんでいっぱいです。(ここに来たら天ぷらを食べないとね。

入り口でおばちゃんが天ぷらを揚げ続けています。竹輪と半熟卵が絶品です。)


香川のうどん屋はだいたいセルフなんです。

ここは自分で麺をゆがき、ダシを入れ、薬味も加えます。

僕も普通にそうやって、席に着きました。

すると友人が、ダシってどこにあるん?と、聞いてきました。

見れば分かると思うんだけど、

優しい僕は、あそこにあるで、と後方を指差して教えてあげました。

しばらくすると友人が戻ってきて、うどんを食べ始めました。

すると、こんな味やったっけ?と顔をしかめます。

見ると友人が食べているうどんのダシの色が、妙に濃い。


僕 「何入れたん?」

友人「あのやかんのダシだけやけど」

僕 「………」


いやいや、あのやかんに入ってるのはダシじゃなくて、お茶ですから!

どうも僕が指差した方向のその奥にやかんがあったみたいで…。


その友人の天然ぶりは今日に始まったことじゃないんだけど、

それはちょっと考えられんわ!

食べながらもうずっと笑いが止まりませんでしたよ。

結局これ食べられん、と残してました。

そりゃそうだ。だって「お茶うどん」だもん。



ここまで読んだら何が面白いか分かりますよね?

周りのお客さんはうどんにお茶を注ぐ人を見てどう思ったのか、ということ。

それを想像すると笑いが止まりませんでした!



普通にうどんにお茶を注いでいる友人の姿、そしてそれを見ている周りのお客さんの反応。

見たかった〜。